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2020.03.10

COMPANY

ペルノ・リカール、「京都蒸溜所」と資本提携

この度ペルノ・リカールは「季の美 京都ドライジン」で知られる京都蒸溜所と、大規模かつ意義のある資本提携の締結を行いました。出資金は主に「季の美」のウルトラプレミアムジンの需要増加に応えるための新たな最新鋭の蒸溜所建設に使用される予定です。

「季の美」は日本の技を駆使した職人魂あふれる小ロットのクラフトジンです。
2014年に設立された日本で初となるジン専門蒸溜所で蒸溜され、良質なお米のベーススピリッツと柚子、レモン、山椒、生姜、玉露といった日本ならではのボタニカル素材から、細部に至るまでこだわりぬいて造られています。

「季の美」は京都を含む日本各地で厳選されたボタニカル素材が絶妙に融合するよう丁寧に造られています。瑞々しい独特のアロマとほのかな生姜の余韻が心地よく調和し、日本らしさ溢れるフレイバーを感じられます。

弊社はウルトラプレミアムジンブランド「モンキー47」、ウエストヴァージニアウイスキーの「スムースアンブラー」、メスカル「デル マゲイ」や「ラビットホールバーボン」など、既存の成功的パートナーシップと同様に、情熱的な起業家であるデービッド・クロール氏、角田紀子・クロール氏、マーチン・ミラー氏と協力していきます。共同創業者の3名は引き続き京都蒸溜所の運営を担い、弊社と密接に連携し世界全域への販路拡大に取り組みます。

急成長を続ける日本のウルトラプレミアムジンブランド「季の美」とのパートナーシップは私たちの充実したジンポートフォリオをさらに強化するでしょう。
本取引はペルノ・リカールが戦略計画として掲げる“トランスフォーム&アクセラレート”(変革し加速する)において、積極的にグループのポートフォリオを構築することに成功してきたなかでの最新事例となります。

ミクソロジーブームの追い風を受け、ウルトラプレミアムジンのカテゴリーは好調が続いています。
「季の美」は本日より弊社の”The Gin Hub”に加わり、「ビーフィーター」、「プリマス」、「マルフィ」、「モンキー47」などのインターナショナルブランドの安定的なプレステージ性を強化します。
「季の美」は「モンキー47」と共に強力なレパートリーを形成し、ウルトラプレミアムジンの成長を加速させます。

このパートナーシップによりペルノ・リカールは流通経路にフォーカスした中で大きな成長の可能性があり、かつユニークで総じて価値ある小さなブランドにより構成されるセレクティブブランドと、特別感のあるプレステージ・ブランドのポートフォリオをさらに拡大します。
ペルノ・リカールの広範な販売ネットワークによりグループのスペシャリティブランドの売上が業界平均を大きく上回る2桁のペースで成長しており、この戦略はポジティブな結果をもたらしています。

■京都蒸溜所 代表取締役CEO デービッド・クロール氏のコメント:
京都の地域の方々の文化や農業コミュニティによるご支援、ご協力を得て造られた日本初のウルトラプレミアムジンがペルノ・リカールに高く評価されたことを喜ばしく思います。

■京都蒸溜所会長 マーチン・ミラー氏のコメント:
以前ペルノ・リカール社と仕事をした幸運もあり、この度の戦略的パートナーシップにより同社の豊富な専門知識と経験が「季の美」に更なる成功をもたらすことをとても楽しみにしています。

■ペルノ・リカール CEOアレクサンドル・リカールのコメント:
唯一無二のブランドが我々のポートフォリオに加わることを大変喜ばしく思います。
「季の美」のユニークなストーリーや味わいは、弊社の“The Gin Hub”を完璧なものにしてくれるでしょう。今後の発展にペルノ・リカールが関われることを楽しみにしております。

ペルノ・リカールについて

ペルノ・リカールは、スピリッツとワインの世界市場において第2位のメーカーです。2018/19年度の連結売上は91億8,200万ユーロでした。1975年に、リカール社とペルノ社の合併により設立された後、本業での成長と、シーグラム(2001年)、アライド・ドメック(2005年)、ヴィン&スプリト(2008年)などの買収を経て、世界のトップ100スピリッツブランドのうち16を保持しており、業界でも最もプレステージで充実したポートフォリオを有しています。ペルノ・リカールは、アブソルートウォッカ、リカール(パスティス)、バランタイン、シーバスリーガル、ローヤルサルート、ザ・グレンリベット(スコッチウイスキー)、ジェムソン(アイリッシュウイスキー)、マーテル(コニャック)、ハバナクラブ(ラム)、ビーフィーター(ジン)、マリブ(リキュール)、マム、ペリエジュエ(シャンパーニュ)、ジェイコブス・クリーク、ブランコット・エステート、カンポ・ヴィエホ、ケンウッド(ワイン)など、業界内でも特に有名なブランドを数多く保有しており、全世界160の市場において販売、73カ所の市場で自社により直接販売をしております。ペルノ・リカールは、分権化を特徴とした組織を成し、約19,000名の社員が我々のビジョンである“Créateurs de Convivialité”(コンヴィヴィアリティのクリエーターとなる)を大切に各国でアンバサダーとして活躍しています。グループの戦略計画として確立されたトランスフォーム&アクセラレイト(変革し加速する)は2018年より3か年事業計画に取り入れ実行されています。ペルノ・リカールの戦略はすべてのステークホルダーにとって長期的、かつ収益の成長がある事業に投資を集中することです。また、「企業家精神」「相互の信頼関係」「強い倫理観」という3つの主要な価値観に基づき事業を展開しています。国連持続可能な開発目標(SDGs)に沿って2030年までに実現する目標を掲げています。“楽しい時を安心な現場から”をキャッチフレーズとし、持続可能な成長と適正飲酒、責任ある消費に強くコミットしています。これらが評価され、エコヴァディス社のサステナビリティ調査においてゴールド評価を、また(ESG評価の)Vigeo Eirisにより飲料部門第1位となりました。ペルノ・リカールは国連グローバルコンパクトにおいてLeadカンパニーです。ユーロネクストに上場しており(ティッカー:RI、ISINコード:FR0000120693)、CAC40指数のメンバーでもあります。

京都蒸溜所と季の美について

京都蒸溜所は2014年にデービッド・クロール、角田紀子・クロール、マーチン・ミラーによる株式会社Number One Drinksの全額出資部門として設立されました。
「季の美 京都ドライジン」は2018年度のインターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション(IWSC)のコンテンポラリー部門で最高賞を受賞。京都蒸溜所は「インターナショナル ジン プロデューサー オブ ザ イヤー」(IWSC2018)「クラフト プロデューサー オブ ザ イヤー」(Icons of Gin 2019)を受賞しています。

お問い合わせ

■ペルノ・リカールホールディングのお問い合わせ先/Pernod Ricard Contacts
Julia Massies / VP, Financial Communications & Investor Relations
[TEL] +33 (0) 1 41 00 41 07
Charly Montet / Investor Relations Manager
[TEL] +33 (0) 1 41 00 45 94
Fabien Darrigues / External Communications Director
[TEL] +33 (0) 1 41 00 44 86
Emmanuel Vouin / Press Relations Manager
[TEL] +33 (0) 1 41 00 44 04
Alison Donohoe / Press Relations Manager
[TEL] +33 (0) 1 41 00 44 63

■京都蒸溜所のお問合せ先
株式会社Number One Drinks
担当:深山 グローバルマーケティングマネージャー
akiko@kyotodistillery.jp

■ペルノ・リカール・ジャパンのお問合せ先
株式会社エイレックス(報道関係者様からのお問い合わせ先)
担当:田中純子、竹田恵梨子
pernod-ricard-j@arex-corp.com
[TEL] 03-3560-1289

ペルノ・リカール・ジャパン株式会社 コーポレートコミュニケーション本部
担当:人事・コーポレートコミュニケーション本部長 富田直子、S&R コーポレートコミュニケーションコーディネーター モーガン渚
[TEL] 03-5802-2678

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