2016.02.04
WHISKY
シーバスブラザーズ・ヤングアントレプレナー基金 Supported by GOETHE 開催
バイオITベンチャー企業 株式会社MOLCUR 代表取締役CEO 小川隆氏が受賞
ペルノ・リカール・ジャパン株式会社が展開するスコッチウイスキー「シーバスリーガル」が、株式会社幻冬舎が発行する雑誌「GOETHE(ゲーテ)」の協力のもとに設立した『シーバスブラザーズ・ヤングアントレプレナー基金 Supported by GOETHE』では、第4回授賞式を2016年1月18日(月)、グランドハイアット東京にて開催いたしました。
第4回受賞者は、抗体医薬品を設計するバイオITベンチャー企業、株式会社MOLCURE(モルキュア) 代表取締役CEOの小川隆氏が選ばれました。授賞式では、ペルノ・リカール・ジャパン株式会社の代表取締役社長 ティム・ペックより助成金1,000万円のチケットボードを、株式会社幻冬舎「GOETHE」発行人・統括編集長 舘野晴彦より記念の楯を授与いたしました。本基金では、1,000万円の助成金を交付し、MOLCUREの事業を支援してまいります。さらに、小川氏には、英国のシーバスブラザーズ社が主催するアントレプレナー世界大会「THE VENTURE(ザ・ヴェンチャー)」へ日本代表としてチャレンジいただきます。「THE VENTURE」では、総額100万ドルの助成金のほか、シリコンバレーで開催されるビジネスマスタークラスに参加いただき、世界にビジネスアイデアをアピールするチャンスを提供します。
第4回受賞者
株式会社MOLCURE 代表取締役CEO 小川 隆 氏
バイオロジー、IT、ロボット工学の技術を融合し、より良い薬・治療法を迅速に実現
【受賞理由】
MOLCUREは抗体医薬品を探索するために、次世代シーケンサーという大量の医薬品設計図を検出する装置を用いて探索プロセスの中からビッグデータを収集し、機械学習という人工知能アルゴリズムを用いて解析する、次世代創薬エンジン“Abtracer”を提供しています。また、エボラウイルスの感染拡大のようなリスクに対して、疾患サンプルを装置に入れるだけで、有効な抗体医薬が合成され、患者に提供・テストできるサンプルイン、ドラッグアウトのコンセプトを掲げ、オンサイトで利用可能な自動化システムを開発しています。本基金は、バイオロジー、IT、ロボット工学の技術を融合し、新たな抗体製薬の開発における時間短縮やコストダウンを可能にするMOLCUREの事業を支援することに決定いたしました。
【受賞コメント】
“Abtracer”のシステムを世界に浸透させることにより、多くの患者さんに効果の高い薬を安価に提供できると考えています。
“味わうたびに新しい発見がある”これは「シーバスリーガル18年」のキャッチコピーです。私もそのような味わい深い研究者になっていきたいと思っています。18年後の自分を想像しながら「シーバスリーガル18年」をロックで味わうというのが最近の楽しい時間です。今後も叱咤激励、ご指導ご鞭撻をいただきながら、我々の理念、夢を実現させていただきたいと思います。
第4回受賞者プロフィール
株式会社MOLCURE(モルキュア) 代表取締役CEO 小川 隆(オガワ リュウ) 氏
2010年 慶應義塾大学政策メディア研究科修士卒業、2011年4月より慶應大学先端生命科学研究所で「基礎分子生物学」や「ゲノム解析プログラミング」の講師を担当する傍ら、2009年4月に株式会社Synclogueを共同創業、2013年5月に株式会社Synclogue バイオ事業部をスピンアウトさせる形で、株式会社MOLCUREを共同創業。
MOLCUREは抗体医薬品を設計するバイオITベンチャー企業です。がん、リウマチなどの疾患領域に対し、副作用が少ない医薬品として世界中の製薬会社が注力する抗体医薬。しかし、その抗体の探索には膨大な手間と時間がかかる上、実験過程で医薬品候補が失われてしまうという問題を抱えている現状があります。これらの問題を解決するため、MOLCUREでは次世代シーケンサーによる独自の検出技術、人工知能を駆使した抗体のビッグデータ解析技術を融合させた次世代創薬エンジン“Abtracer”を開発。高性能な抗体の発見や合成を可能にし、新たな抗体製薬の開発における時間短縮やコストダウンを可能にします。また、エボラウイルスの感染拡大のようなリスクに対して、疾患サンプルを装置に入れるだけで、有効な抗体医薬が合成され、患者に提供・テストできる“サンプルイン、ドラッグアウト”のコンセプトを掲げ、オンサイトで利用可能な自動化システムを開発しています。
第4回基金の概要
助成内容:
■1,000万円の助成金を交付し、ビジネスの発展をサポートします。
■シーバスブラザーズ社主催のアントレプレナー世界大会「THE VENTURE」への日本代表出場権を授与。世界にアピールするチャンスが与えられます。
「THE VENTURE」は2015年に設立し、第1回大会では、世界16ヶ国のローカル大会を勝ち抜いた社会起業家が出場。一般投票、セミファイナル、ファイナルイベントでの最終選考を行い、総額100万ドルがファイナリスト達に分配されました。
WEBサイト:https://www.theventure.com
審査方法:日本全国のイノベーティブなビジネスアイデアを持つ25歳~49歳のビジネスパーソンを対象に、2015年10月1日(木)〜12月1日(火)の期間で応募を募り、第一次の書類選考、第二次のプレゼンテーション審 査を実施。審査委員会にて、応募者のビジネスの新規性・革新性、成長性・将来性、経営者・代表者の資質、財務の健全性、社会性、助成金の使途等を踏まえて審査を行い、受賞者を決定。
基金設立経緯:2012年に設立し、本年で第4回目を迎える本基金は、現在150以上の国と地域で愛飲される「シーバスリーガル」の生みの親であり、スコットランドにブレンデッド・ウイスキー・ビジネスの礎を築いたジョンとジェームス兄弟によるパイオニアスピリッツからインスパイアされています。ブランドコンセプトである“Live with Chivalry(騎士道と共に)”の精神を実践すべく、起業や既存ビジネスのさらなる発展を目指す、優秀な若きビジネスパーソンをサポートします。
協力:株式会社幻冬舎 月刊「GOETHE」/主催:ペルノ・リカール・ジャパン株式会社
第4回授賞式
開催日時:2016年1月18日(月)18:15〜21:00
会場:グランドハイアット 東京 2F宴会場(東京都港区六本木)
出演:第4回受賞者 株式会社MOLCURE 代表取締役CEO 小川隆氏
■プレゼンター
株式会社幻冬舎 月刊「GOETHE」発行人・編集長 舘野晴彦氏
「シーバスリーガル」マスターブレンダー コリン・スコット
ペルノ・リカール・ジャパン株式会社 代表取締役社長 ティム・ペック
■MC:西尾由佳理氏
■これまでの受賞者
第1回 志賀亮太氏(ファッションデザイナー)
第2回 太刀川英輔氏(NOSIGNER株式会社 代表取締役、デザインストラテジスト)
第3回 川原圭博氏(株式会社センスプラウト 技術アドバイザー 兼 東京大学 大学院情報理工学系研究科 准教授)
※川原圭博氏は、初開催された世界大会「THE VENTURE」に出場し、世界の競合の中で見事第2位となり、15万ドルの助成金を獲得されました。
お問い合わせ
■一般のお客様からの商品に関するお問い合わせ先
シーバスリーガル/ペルノ・リカール・ジャパン株式会社
[TEL]03-5802-2671
[WEB]https://chivas-regal.jp
■報道関係者様からのお問い合わせ先
ペルノ・リカール・ジャパン株式会社
担当/マーケティング本部:クリスティアン エルンスト
TEL.03-5802-2671 FAX.03-5802-2677
PR代理:(株)杉山PR&プランニング
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